2015/03/17

(No.2316): 約5kmの道のりを歩く


たまたま池袋での仕事が早めに終わったので
どれイングレス(ingress)でもやりながら歩くかと、
結局、JR大久保駅まで歩いてしまった。
約5kmの道のり。
普段から歩くことは嫌いではなかったが
イングレスをやり始めてからよく歩くようになった。

スマホのゲームなんて全く興味はない。
だから昨年の11月頃に仕事関係の後輩から
イングレスを教えてもらっても最初は大して
興味を示さなかった。
しかしやり始めてわかったことがある。
イングレスは他のゲームと決定的に違うのだ。

その違いとは、
部屋の中ではプレイできない
ということだ。
外に、表に、出なければならない。
歩いたり、移動する必要がある。

イングレスについてはググればわかりやすい説明が
いくつも出てくるのでそちらを参照してほしいが、
敢えて簡単に記す。

緑と青の陣営に分かれた地球規模の陣取りゲーム。
ポータルと呼ばれる拠点を自軍の色にすることで占拠し
3つのポータルをリンク(線で繋げる)することで三角形の
領地を作る。
その三角形の領地をCF(ControlField)と呼ぶ。
そのCFに含まれる人口分布の値の総数を全世界で
競っている。ゴールはない。永遠に競い合っている。

プレイヤーは現実世界の地図上にあるポータルを目指す。
ここで他のゲームと違うところはそのポータルは現実に
実際に物理的に存在するということだ。
街の中にある神社、お寺をはじめお地蔵さん、銅像、
郵便局や図書館、アート関係のオブジェ、お店の看板、
電車の駅、変わった建造物、あるいは
シャッターに描いた絵、店の前にある人形 などなど。

だから、ポータルを占拠するためにはそのポータルの
場所へ実際に行かなければならない。一つのCFを作る
ためには最低3箇所のポータルへ足を運ばねばならない。
部屋でコーラ飲んでポテチ食べながらベトベトの手で
ゲーム機のコントローラ持ってる場合ではない。
外に出てポータルを目指して移動する必要がある。

上記を基本としながらプレイヤーのレベル上げという
概念も取り入れられており、それに関連した知的な
やり込み要素も数多く仕込まれていて、人間が感じる
「達成感」をうまく利用した非常によく考えられた構造に
なっている。

ちなみにビジネスの側面としてはコンビニのローソンは
イングレスと提携しており全店ポータルになっている。


イングレスの説明ではないが、敢えて、以下のリンクを
掲載する。
開発者のインタビュー記事。
これを読めば本質がわかる。

Ingressの核心は「世界をよくするためには外に出ること」





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