2013/05/01

(No.1973): 惑星ケプラー22bへの騎航


Conus社の反重力エンジン「4702」と
ZOAC社のタキオン輻射型ブースタモジュール
「ゾア-071」を搭載した吾が六級改M696号は
恒星ケプラー22系の惑星bへの出航を前にして
タキオン粒子を注入しているところである。

はくちょう座に存する恒星ケプラー22を周回する
惑星ケプラー22bは平均気温は22度である。
ツーリングにはうってつけの場所だ。
地球からの距離は約600光年である。
往復で1200光年。


うむ、22度ならば上下革装甲武装し、
春ものグローブ、天気が天気ならカッパすら
持たぬ、という潔い井出達で問題なかろう 
などと、調子に乗っていたならば、直前の
ケプラー22b天気予報をみて愕然となった。

「雨、最高気温10度」(へたすりゃ8度)。

こちらでは10度後半20度なんなんだというのに
また冬に逆戻り的な気温だ。
さらにそこへ持ってきて雨だという。
冬の雨の中を、しかも長距離航行を、
身一つで踊りだそうというのだから
フォーメーションの組み直しをせざるを得ぬ。


よくよく吟味してみれば、雨+低温状態は
初日のみという。ただ全日気温は10~14度
くらいなので低温状態は続くが、
雨は初日のみのようだ。

であるなら、初日を乗り切れば概ね問題はぬ。
従って、二日目以降に重きを置く的な塩梅式で
組み立て直す。

上下革武装はそのまま。
とはいえやはりカッパと雨用グローブも持つ。
通常グローブは春ものはやめて冬用にする。
ただし今年購入のペアスロープ製ではなく、
現役を引退しているPOWERAGEの旧式冬グローブ
とする。退役しているボロなのだが
ペアスロープよりも指運が的確にできるのだ。
長距離ツーにはちょうどよかろう。



そろそろタキオン粒子の注入が完了したようだ。
しばらく地球を離れまする。
では参りましょうぞ。




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