2010/03/29

(No.1073): 昭和50年代と床屋再びと


土曜日、散髪に行った。
最近は、昭和50年代で時間が止まってしまった
場末のうらぶれた床屋を使っている。

以前の拙コラムでも取り上げた店だ。
昭和50年代当時は流行りの床屋だったが
そのまま進化を止めて30年近く経つ。

筆者はそんなお店の
もはや常連の域に成りつつある。
その証として
「いつものでいいですか」
と言われたのだ。

実は、前回も椅子に座っただけで
勝手にカチャカチャやりはじめたので
聞かないのか聞かないのかと焦ったのだが
今回、「いつものでいいですか」と
言われたことで、既に常連客として
筆者がエントリーされていたと知ったのである。


しかし、真面目な話、諸兄方々は
「行く度に技量が低下する床屋」というのを
体験したことがあるだろうか。

この店の主人は
明らかに前回よりも腕が落ちた。
すなわち
・後頭部の刈込が、段々になっている。
・耳の生え際をカミソリで切る。(痛い)
・ドライヤーが暑すぎて、髪が焦げる。


それに加えて、店内の備品もなっていない。
・生活用品がふつうに置いてある。
・シャンプー用マントがとてつもなくカビ臭い。
・切った髪の毛を掃除していない。

もういいところ全くなしである。
床屋臭が丸二日抜けなかったという話も
あまり聞かないだろう。
実際、抜けなかった。
まともな客なら、もう二度と来るまいと誓う筈だ。



そんな床屋だが、良いところが一つだけある。
何時行っても、待たずにすぐに散髪してくれるところだ。
予約もなしに。
客がいたためしはない。

ところが、今回は驚いたことに
筆者の後から、一人やってきた。
50歳代くらいの冴えない男が。
この男性も先客(筆者)がいたことに
相当驚いていたようだった。

最高だ。


これからも行こう。









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